歴史が詳しくない人の質問に歴女が答えてくれるトピ Part8
224コメント2023/04/22(土) 00:08
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104. 匿名 2023/03/24(金) 02:01:24
幕末の派閥?が全然分からん
攘夷派?討幕派?佐幕派?他にもいっぱい?
なんかごちゃごちゃし過ぎてて、なんでそんな派閥がゴロゴロ出てきたのかも分からなければ、なぜ彼らがこんな血を流してまで争うことになっているのかも、結局最後どの派閥のやり方に落ち着いたのかも分からん
日本史だとささーっと通り過ぎるだけだし、ドラマとかはもう知ってるよねみたいな体で進むから情報整理も出来ず、お陰で幕末と聞くだけでアレルギーが。。。
とっかかりとしてオススメの小説とか、この派閥はこういう思想で有名な人物はこの人、みたいなのありますか?+11
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151. 匿名 2023/03/24(金) 10:30:58
>>104
幕末期は本当に複雑で難しいです。それから小説でも学ぶのはあまりおすすめしません。作家の主観がありありだからです。
ざっくり説明しますと、
アメリカに開国を迫られる。
→幕府大慌てで勝手に条約締結
→外国人嫌いの孝明天皇大激怒
→攘夷派(外国は追い返せ!、戦争だ!)、
開国派(国を開いて外国とも交易する)、
佐幕派(今まで通り幕府中心でやっていく)、
尊王派(幕府はあてにならないから天皇中心の国家にしよう)で血で血を洗う大激闘
→このころはまだ御所の警護も幕府がやってた
→孝明天皇急死。
→有力大名の薩摩長州が錦の御旗を奪還。官軍と称する。
→ この国難に対応できない徳川幕府の信用はガタ落ち。
→最後の将軍・徳川慶喜が「大政奉還」、政治の権利を朝廷に返す事態となる。
→朝廷は薩長の支持のもと王政復古の大号令」を発表して明治維新へ。+9
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169. 匿名 2023/03/24(金) 12:07:30
>>104
幕末好きなひと、ほとんど司馬遼太郎読んでた
よく聞くのは「龍馬がゆく」とか「燃えよ剣」
近年は漫画やゲームからハマる人が多い印象
まずとっかかりにするには好きな登場人物を見つけることも大事だと思う
例えば坂本龍馬や土方歳三に興味持ったらそこから色々調べていこうと思うのね。土方歳三を調べたら何故新撰組は幕府を助ける佐幕派だったのか分かってくるし、坂本龍馬を調べたら何故幕府を倒す倒幕派だったのか分かってくると思う。+7
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195. 匿名 2023/03/24(金) 16:28:05
>>104
個人的にですが、最初から全てを知ろうとせず、まずは全体をざっくり知るところから入るのおすすめです。
図解の幕末・維新の本が分かりやすいですが、派閥について知りたいと思って読んだなら多分矛盾や疑問を感じる部分が出てきます。
それはそれぞれの派閥の中でも色々な思想や方向転換があったりするからなのですが、もしそうなったらそれぞれの派閥についての本を更に読む…っていうのがいいかなと思います。+2
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208. 匿名 2023/03/25(土) 12:01:39
>>104
最近の研究では幕末を「○○派vs✕✕派」の構造で捉えるのは適切ではないという考え方が主流になってきています
幕末の人は、ほとんどが攘夷派(ただし外国人を攻撃しろという人から、まず交易して力をつけろという人までいろいろ)
倒幕派が出てきたのは幕末最後の年の1867年からなので、それ以前の話をするときに「倒幕派vs佐幕派」で語るのはおかしいという考え方です
ただし幕末もののフィクションでは、○○派vs✕✕派に分かれて争っていたという設定がよく使われます
この理由は、単純化した方がわかりやすいためと、司馬遼太郎の小説の二次・三次創作のようなものが多いためです
したがって、幕末もののドラマなどを楽しみたいので派閥を知りたいだけであれば、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」「世に棲む日日」「燃えよ剣」あたりの小説を読めば、だいたいわかります
ただし、あくまでも創作であることと、もう古い説であることを頭に入れておく必要があります+3
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