ガールズちゃんねる
  • 125. Hicks 2024/04/22(月) 12:48:27 

    >>124
    時間あるときにad-as曲線を載せる

    〉〉日本は米国と違って賃金の上昇が期待インフレ率に追いついていない、つまり実質賃金マイナスを労働者が許容している状態なのかなと思うんですが
    〉〉そのような状況では、期待インフレ率に対するDAS曲線の上方シフトは小さくなって、インフレは加速しにくくなるんじゃないのかなと思ったんですけど、どこかおかしいでしょうか…

    全然おかしくない、むしろその考察が全く正しい

    第二次オイルショックで日本がマシであった理由は、実質賃金マイナスを労働者が許容している状態であったことが言える、スタグフレーションに悩まされた英国は、この実質賃金マイナスを労働者が全く許容できなかったことが不況を悪化させた要因のひとつ

    小峰隆夫がどこかのコラムで言及していたけど、日本企業は輸入によるコストを賃金に反映させなかったことがオイルショックで日本が加速度的なインフレスパイラルに陥らなかった理由のひとつ

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  • 126. 匿名 2024/04/22(月) 18:33:04 

    覗いみたらまだ議論が続いてたので書き込んでみます。

    >>125
    1970年代の日本は、世界的・国内的なインフレで打撃を受けた産業分野(アルミ精錬・造船・繊維)と、その中でも輸出が増えた分野(自動車・電気製品・工作機械)に分かれる。

    後者は低燃費や小型化で経済的だったこと等もあって世界市場で売れて、その対価として欧米から日本にお金が流入してる。1970年代の日本は好景気性も持ち合わせていて、英米のようには一方的な「スタグフレーション」を経験していない。

    物価で興味深い製品は「電卓」で、カシオがプライスリーダーとなって激烈な開発競争が行われて、1970年代の10年間で、10万円ぐらいだったのが1980円になっちゃった。それが「大量に売れたことの対価」でカシオは世界的メーカーとして成長した。

    1970年代の日本はスーパーマーケットの店舗の増やし方とか、スマートなマクロ経済モデルでは捉えきれない経済現象がいくつもあるんだけど、それらのことは、ネット上はもちろんのこと、リアルタイムで経験してるはずの団塊世代クラスの人でも、いまひとつ議論の前提や常識として理解・共有されているとはいえない状況にあると思う。

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