心霊雑談パート6

>>1
事故物件に住んでるけど毎日ホント賑やかです

>>1
幽霊いるって言ってる大人はヤバい 絶対に仲良くなりたくないね

>>1
もうだいぶ昔ですが、箱根の中強羅にあるとあるホテルの温泉で見ました。

祖母と2人でホテルに泊まりに行った私は、祖母が午後9時ごろに寝静まった後も、お部屋で少々お酒を飲みつつテレビを見たり、音楽を聞いたりして過ごしていました。

当時そのホテルの2Fにある温泉は午前9時~午後1時までが清掃時間で、その他の時間はずっと営業している様でした。

ふと気づくと時間は深夜2時。

温泉に少し浸かってそろそろ寝ようと思い、2Fの温泉へ向かいました。

女湯の扉を開けた途端、赤い鼻緒の黒い下駄が綺麗に一足並んでいるのが目に入りました。

この時間帯に入る人はいないと思っていた私は、いないどころか、ホテル専用スリッパでもなく、一般的な履物でもない、黒い下駄がある事に恐怖を感じ、足元から今まで感じた事の無い寒気が走りました。

が、しかし、

好奇心と負けん気の強かった私は、恐る恐る中に入って行く事にしました。

すると、

脱衣場にはカゴ２つ分を使い、黒い着物がてんこもりに入っていました。

それを見た私には、先ほどよりも強い、血の気が引くような寒気が足元から全身に走りました。ものすごく不気味な光景でした。

私は、ここまできたら真実をこの目で確かめたいと思い、浴場へ入って行きました。

内風呂には誰も居らず、露天風呂へ向かいました。

すると、

… … … … … … … … … …。


人骨模型に人の皮だけを覆わせたような、無機質な人型が、とても長い黒髪をそのままお湯に浸して、私に背を向けて入っていました。

私はここで初めて後悔をしました。

何もかも終わったと思いました。

外の外気と恐怖の寒気で、凍えるようでした。

… … … … … … … … … …。

唖然として立ち尽くしたあと、

私は冷静さを取り戻し、

その人型へ、私も背を向けるように入りました。

>>1
しかし、やはりどうしても後ろが気になる。

私は恐る恐る後ろを振り向きました。

すると、

後ろには誰も入っていませんでした。

お湯から上がる水音も、脱衣場と内風呂・内風呂と露天風呂の間にある2枚の重いスライド扉の必ずする開閉音もなかった。

静寂の中でのほんの数秒の出来事でした。

私は急いで脱衣場と下駄箱を見に行きましたが綺麗さっぱりなくなっていました。

>>1
それから何年かした後、祖母とまたそのホテルに訪れた際に、今度は祖母が、午後2時に同じ2Fの温泉でその人型を見かけたそうです。

下駄や着物の様子は一緒で、内風呂の洗い場の前に立っていて、鏡越しに目が合い、ニヤッと笑ったと言います。すると丁度、脱衣場へ小さな子どもと母親らしき人が入ってきた声がして、祖母はその人型を横目に露天風呂へと向かったそうです。祖母はお風呂上がりにその親子と脱衣場で出会い、下駄と着物と、とても痩せ細った人がいませんでしたか？と尋ねましたが、不思議そうに一切見ていないとおっしゃったと言います。

その時、祖母は飲酒なども一切していなかったと言います。

私も祖母も、普段飲酒をしても幻聴・幻覚を見る様な事もなく、心霊現象を体験した事もありませんでした。

尚、そのホテルは今も名前を改めて経営されています。