心霊雑談パート6
209コメント2024/04/26(金) 11:28
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207. 匿名 2024/04/26(金) 11:21:13 [通報]
>>1
もうだいぶ昔ですが、箱根の中強羅にあるとあるホテルの温泉で見ました。
祖母と2人でホテルに泊まりに行った私は、祖母が午後9時ごろに寝静まった後も、お部屋で少々お酒を飲みつつテレビを見たり、音楽を聞いたりして過ごしていました。
当時そのホテルの2Fにある温泉は午前9時~午後1時までが清掃時間で、その他の時間はずっと営業している様でした。
ふと気づくと時間は深夜2時。
温泉に少し浸かってそろそろ寝ようと思い、2Fの温泉へ向かいました。
女湯の扉を開けた途端、赤い鼻緒の黒い下駄が綺麗に一足並んでいるのが目に入りました。
この時間帯に入る人はいないと思っていた私は、いないどころか、ホテル専用スリッパでもなく、一般的な履物でもない、黒い下駄がある事に恐怖を感じ、足元から今まで感じた事の無い寒気が走りました。
が、しかし、
好奇心と負けん気の強かった私は、恐る恐る中に入って行く事にしました。
すると、
脱衣場にはカゴ2つ分を使い、黒い着物がてんこもりに入っていました。
それを見た私には、先ほどよりも強い、血の気が引くような寒気が足元から全身に走りました。ものすごく不気味な光景でした。
私は、ここまできたら真実をこの目で確かめたいと思い、浴場へ入って行きました。
内風呂には誰も居らず、露天風呂へ向かいました。
すると、
… … … … … … … … … …。
人骨模型に人の皮だけを覆わせたような、無機質な人型が、とても長い黒髪をそのままお湯に浸して、私に背を向けて入っていました。
私はここで初めて後悔をしました。
何もかも終わったと思いました。
外の外気と恐怖の寒気で、凍えるようでした。
… … … … … … … … … …。
唖然として立ち尽くしたあと、
私は冷静さを取り戻し、
その人型へ、私も背を向けるように入りました。
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