ガールズちゃんねる
  • 319. 匿名 2024/02/15(木) 13:53:36 

    精神科病棟で働いていました。一般科での身体拘束は家族のサインで行いますが、精神科はそもそも法律が違うので、精神科医の中でも指定医の資格を持っている医師しか、身体拘束の指示は出せません。(ちなみに精神科でいう身体拘束とは、布状のものを用いての拘束をさすため、センサーマットや転倒むしなどは含みません。)その後も密な観察と記録が必要です。保健所の監査も入るため、適当なことは出来ないので、よほど自傷他害のリスクが高い状態だったのだと思われます。保護室でも危険行為が目立つ方(壁に頭打ち付けて流血したり、衣類で首吊りしようとするなど)はやむなく身体拘束に切り替えることもあります。肺塞栓症のリスクは当然ながらあがるため、弾性ストッキングや更に必要ならば、フットポンプを使用し、褥瘡対策のためにも体位変換をして対策をしています。が、100パーセント防げるものでもないです。看護師、医師が拘束中の観察、記録をきちんと行っていたかが大事になるかと思います。うちの病院では30分ごとの観察、記録を行うように決めていました。そして、カメラがあるお部屋で過ごしてもらい、詰所のモニターから行動の観察をしていました。基本は詰所内にある観察室で過ごしてもらっていましたけど……
    身体拘束が必要な病状だったことを、家族にも理解してもらいたい。しなければどうなっていたのかということも、理解してもらいたい。病状が悪化しているときの患者さんは、本当に別人のようになる方が多いので……

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  • 325. 匿名 2024/02/15(木) 13:59:03 

    >>319
    補足。
    トイレやお風呂、食事の時などの一時的な解除はこれも医師の指示でしていました。当然、病状によっては外せない方もいます。外した一瞬で飛び出す方、暴れる方、トイレに籠って危険行為をするなどの可能性があるからです。どうしてものときは医師に相談してから、医師や看護師複数でついて外します。病状が落ちつけば、もちろん手や足から外していき、外せる時間を増やしていきます。

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