ガールズちゃんねる
  • 40. 匿名 2013/12/26(木) 21:16:04 

    とりあえず感情論は排して、専門家の見立てはなかなか面白い。中韓に対してかなり考えられた外交カードを切ったなという印象。
    川上 慎市郎 | Facebook
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    来ましたねー、「靖国」カード。正直なところ、韓国は外交的に弱り切っているところなので当面の問題ではないと思うが、非公式ルートで関係改善を打診して来つつあった中国の出方に、今後の注目が集まる。


    来ましたねー、「靖国」カード。正直なところ、韓国は外交的に弱り切っているところなので当面の問題ではないと思うが、非公式ルートで関係改善を打診して来つつあった中国の出方に、今後の注目が集まる。

    単純に考えれば、中国はここで猛烈な反日運動を再開する口実を得たことになる。しかし、そのことは安倍政権も完全に見切ったうえでこのカードを切っているはず。そして、一昨日24日には安倍政権のブレインチームが、来年の政権運営に関する長時間の会議を開いていた。これらの事実が示すものは何か。

    単純に見立てると、安倍政権が政治面での日中関係改善に関する「掛け金」をつり上げようとしているということになる。なぜそう言えるのか。理由は2つぐらいある。

    その1つは、中国の「反日運動」というカードが、ある面において中共指導部にとっても政治的ダメージになることを見抜いたからだ。中国の反日運動は、日本企業の中国での経済活動にとってのダメージでもあると同時に、中国国内での政権に対する不満のはけ口でもあり、かつ(尖閣諸島問題を通じての)人民解放軍の一部の急進派にとっての政権中枢への交渉カードでもある。

    昨年、まだ中国の経済が好調だった時期は1つめの意味合いで日本へのネガティブな影響が大きかったが、既に日本企業はほぼこの問題へのヘッジをし終えており、むしろ最近は2つめと3つめの意味合いが相対的に大きくなっている。権力の移行に無事成功した中南海の次なる目標は日、米との関係改善とそれを通じた経済成長の回復(による国内基盤の安定化)だが、その糸口を探ろうとしているこの時期にわざとコントロールの利かない反日運動をこちら側から煽ることで、2と3の意味合いでダメージを与え、今後うかつに「反日運動」カードを切れなくさせることが狙いにあるのではないか。

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