《独占告白180分》貴乃花「再婚相手は初恋の人です」　17歳で出会い、50歳・独身同士で“奇跡の再会”を果たすまで

「家内とお付き合いしていたことは、これまで一度も話したことはありませんでした。彼女が結婚したことは人づてに聞いていましたし、今のご家族に迷惑をかけちゃいけないと思って。ただ、私もいつまで生きられるか分からないし、『RED Chair』の収録では、表に出て喋るのはこれが最後だというつもりで、自分には昔こういう人がいたんだって話しちゃおうと。台本も何もないのに、本能的に初恋の話をしていました」

動画を見たA子さんは、貴乃花が発していた、当人たちにしか分からないキーワードに気づいた。A子さんが述懐する。

「実家の近くを鉄道が走っていて、デートを終えて彼が家まで送ってくれた後、線路に入って歩いたことがあったんです。もちろん、いけないことなんですけど、終電の過ぎた時間にこっそり。デート相手がどこの誰か、彼は全く触れていませんでしたが、動画には相手と『線路で遊んだ』というくだりがあったんです。自分のことを話してくれているんだと分かりました」

「人生100年といわれる時代です。夫を亡くし、折り返しの50歳を過ぎて、これからどういう風に生きていこうかなと思ってる時でした。心のどこかで、死ぬまでにもう一度、光ちゃんと会ってみたいなと思う気持ちはあったんですよね。あの動画をきっかけに、手紙を書いてみることにしました。私は今こんな生活をしていますと」

<中略>

「長年、厳しい勝負の世界に身を置いてきた私は、“零か百か”の生き方しかできなかった。あのまま相撲協会に残っていたら、命が持たなかったかもしれません。でも家内と会って、彼女の子供たちとも接しているうちに、“零か百”の性分が和らいできて、自分の中にだんだんと三十や四十の自分も出てきたんです。生きていくには、そういう部分も必要だよなと思えるようになりました」