ペットショップチェーンCoo＆RIKU社長「ペットショップはなくなったらいい」 訴訟中の業界最大手が模索する“道”とは

大久保：　結局、（年間）5万頭を流通しているなかですから、（消費者トラブルの）数は多くなってしまう。99％のお客様（のもとに行った犬猫）に関しては健康で育っている。1％のお客様がいるのは確かです。そのお客様は1分の1でうちから買っているわけで、お客様にとっては100％の確率で死んでいることになるから、納得いかないだろうなとは思う。だから僕らのできる範囲でチェックして、健康な子犬・子猫を販売していけるようにしたい。そこには獣医師の力が必要だし、スタッフに対する教育も必要。法規制も、あって当たり前だと思っている。

～（中略）～

　僕個人の主観に基づく将来像ですが、ペットショップはなくなったらいいと思っています。極論ですが。犬や猫などのペットを飼う社会はなくならないと思うし、なくなっちゃいけないと思う。でも一方で、ペットショップはいらない。繁殖業者から流通・小売業者を介すのか、繁殖業者が直接売るのかという違いですが、そこ（繁殖業者が直接売るという商流）に行かなければいけないと思っている。ペットショップ自身が繁殖場を持っていれば、在庫リスクも生じにくくなりますし。だから僕らは僕らで繁殖をグループ会社でやっていて、そこでの繁殖は法律を正しく守ってやっていきます。