お尻に特化したジム「おしり工場」運営…スクワットラボから改名、会員数「しり上がり」

――なぜお尻に特化。
保険会社を辞めてジムの運営を始めたのですが、きっかけは、けがなどネガティブな事態に向けて積み立てる保険に違和感を覚えたことです。私自身、トレーニング好きで正しい食生活などを学んでいたことから、健康や美に関する前向きな積み立てを仕事にしたいと考えました。下半身は全身の筋肉の７０％を占めています。代謝を上げて痩せやすい体を作り、何歳になっても元気でいるためにも、下半身特化型のトレーニングがいいと思い始めました。

当初は「スクワットラボ」という名前だったのですが、「つらそう」という女性の声を聞き、スクワットという手段ではなく成果である「きゅっと上がったおしり」を思わせる名前に変えました。ジムに納品されたおしりを、利用者の理想の形にして出荷するというイメージです。私が工場長で、トレーナーたちは「工場員」です。
・
・
最終目標は「おしりを文化に」です。積極的にボディーメイクをしたい若者向けフィットネス事業で得た収益を、安く広く提供するシニア向け事業に回したいと考えています。若者が自分のために頑張ることで、地域のシニアが元気になることにつながる仕組みです。フィットネスで経済を回し、多くの人の心と体を健康にしていきたいです。