※怖い話が苦手な人は見ちゃダメダメ！ ガクブル間違いなしの心霊体験エピソード

先月の話、小雨まじりの日、午後二時頃、助手席に座り車で移動中、国道の広い交差点で赤信号となり先頭で停まった。
スマホをいじっていると、何か違和感をおぼえ寒気を感じ腕を見ると鳥肌が立っていた。
それは、交差点の左前方から発せられるものに反応したものだとすぐに感じとれた。
青信号になりゆっくり動きだす。
私は、左前方から目が離せなくなり、何を感じているのか確かめずにはいられなかった。
そこには信号待ちをしていた人たちが数人いたが、その後ろ角の建物の前に赤い傘をさした女性が真っ直ぐこっちを見て立っていた。
私が感じた違和感は明らかにその女性から発せられている事に疑う余地はなかった。
車が横を通り過ぎる数秒間、他のものはまったく目に入らず彼女だけを見ていた。
黒く長い髪に精気は感じられないが尋常でない大きさの目は、漫画にある猫娘のようで人の顔のバランスを大きく逸脱し、この世のものではない異形のものだと感じた。
話していいものか一瞬悩んだが、次の信号で停まった時、運転手に鳥肌がびっしり立っている腕を見せて、そういうものを見てしまった事を告げたがどこまで信じてもらえたかは分からない。

その後、何があるという事もなく、普通に暮らしている。