ガールズちゃんねる
  • 41. 匿名 2022/04/16(土) 21:50:06 

    >>2
    最近、ロシア・ウクライナ戦争勃発を受け、大石久和先生の「紛争死史観(日本を除くユーラシア・北アフリカ)」と「災害死史観(日本)」を対比させることが増えています。

     紛争は、人間の脅威であるため、人間が防げる。そのためには、情報を収集し、自らを変えなければならない。

     逆に言えば、変われば防げるのが「紛争」です。

     それに対し、大災害は防げない。無論、防災という概念は重要ですが、究極的に災害は防げない。
    「大震災よ、起きないでくれ」
     と、祈ったところで、起きるときは起きるのです。

     結果、防ぐために、変わろうとしない。変わらず、諦め、災厄が過ぎ去るのを待つのが日本人。

     今回はもう一つ、重要な「紛争」と「災害」の違いを指摘しておきます。

     災害は、確かにすさまじい災厄になり得るのですが、「期間」が短い。

     大震災は、極めて短時間で我々を非常事態に叩き込みますが、逆に言えば短時間で終わる(もちろん、余震はありますが)。
     あるいは、台風が何週間も、何か月も居座ることはないのです。

     災害は短期で終わるが故に、我慢して耐えれば、その先は復旧、復興という話になります。

     それに対し、紛争による災厄は、長期間、下手をすると何百年も続く。

     元々はキエフ大公国(キエフ・ルーシ)だった東スラブ人の国が、モンゴル帝国により滅ぼされた。モンゴル支配下に入った現ロシア、ベラルーシとは異なり、ウクライナはポーランド・リトアニアに支配されることになります。

     ポーランド・リトアニアの下で、ウクライナの人々は「農奴」として生きることを強いられた。それに反発する人々が武装し、コサックとなっていく。

     1648年のフメリニツキーの乱以降、コサックたちの「独立国」を求める戦いは続きますが、1709年、ヘーチマンのマゼーパ率いるコサックたちは、スウェーデンのカール12世と組み、ロシアのピョートル大帝の軍とポルタヴァで激突。

     ポルタヴァの戦いに敗れたウクライナ・コサックは、その後、ロシア帝国(およびソ連)の過酷な支配下で苦しみ続けます。最終的に「ウクライナ」として独立したのは、何と1991年。

     フメリニツキーやマゼーパの「ウクライナ独立」の夢が破れてから、何と280年以上が経過していました。(ちなみに、フメリニツキーやマゼーパは、現在のウクライナのフリヴニャ紙幣の肖像になっています)
    不条理と不正義、暴力の世界 日本に必要な現実主義: 日本経済新聞
    不条理と不正義、暴力の世界 日本に必要な現実主義: 日本経済新聞www.nikkei.com

    正義とは「強者がいかに大をなしえ、弱者がいかに小なる譲歩をしうるかの可能性しか問題にならない」。古代ギリシャの歴史家・トゥキディデスの書にはこんな言葉がある。ロシアが強大な軍でウクライナに侵攻した。ある日を境に生活は崩壊し死の恐怖が迫る。民間人も...


     日経にこの種の論説が載ることに驚いてしまいましたが、「約束に絶対はない」というのはその通り。

     ましてや、日本人自ら守ろうともしていない尖閣諸島の防衛のために、アメリカが「自国の憲法上の規定及び手続に従つて(日米安保条約第五条より)」「核保有国(中国)」相手に動くはずがない。(尖閣だけの問題ではないことは、言うまでもありません)

     「このままでは中国の属国になる」
     一度、中国の属国と化すと、我々の子孫は未来永劫、地獄の苦しみを味わう羽目になる。あるいは、なる可能性がある。

     そうさせないために、できることをする。災害は終わるが、紛争は終わらない。この現実を、我々は今こそ頭に叩き込み、災害死史観を転換しなければならないのです。

    +25

    -21

  • 76. 匿名 2022/04/16(土) 22:04:45 

    >>41
    長いちゅーとるやろ
    3行でまとめてコイや

    +36

    -9

  • 684. 匿名 2022/04/17(日) 11:03:56 

    >>41
    いや、何度も読んでしまった
    おつかれさま、ありがとう
    今回のことで日本人が平和ボケから目が覚めればいいんだけど、現実を見たくない人はこういう話にも耳を塞ぐんだろう
    今の日本人は、死ぬくらいなら中国の属国になったほうがいいって考える人が多そうだ

    +5

    -4

  • 1214. 匿名 2022/04/17(日) 20:12:25 

    >>41
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    食料不足、世界が懸念 ロシア侵攻で価格高騰 ロシアとウクライナで世界の小麦輸出の約3割を担っていた。両国の主要な小麦輸出港は戦闘が続く黒海沿岸に集中していることもあり、国際指標のシカゴ小麦相場は14年ぶりに過去最高値を更新。戦争でウクライナの農繁...

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