ガールズちゃんねる
  • 171. 匿名 2021/03/02(火) 20:16:32 

    脳卒中には、脳の血管に血栓が詰まる脳梗塞、脳の血管が破れる脳出血、くも膜下出血がある。このうち、脳梗塞の原因である血栓が、新型コロナ感染で増加すると鈴木医師は指摘する。

    「コロナウイルスに感染すると体内には免疫機構が暴走して炎症を引き起こすサイトカインが大量に出ることが分かっています。これをサイトカインストームといいます。このサイトカインストームが起こると血液凝固機能に異常をきたし、血栓を形成するのです。よく、風邪のひき始めやインフルエンザでも関節の痛みというものがありますが、これも関節に炎症が起こっていることが原因と言われています。炎症は一般的な風邪でもあるものですが、コロナの場合はよりその症状が強いと考えられます。またコロナウイルス自体が血管の内皮細胞を障害して血栓が形成されるとも考えられています」

     このようにコロナウイルスに感染すると血栓形成を引き起こす状態が複数起こるため、より大きな血栓が脳血管の太い箇所に詰まり、より重症化しやすいのが新型コロナ由来の脳卒中の特徴だ。日本脳卒中学会が昨年2月から12月までに新型コロナに感染し脳卒中となった患者22人を調査したところ、18人が脳梗塞で、そのうち5人が死亡、10人が寝たきり重症化の割合が極めて高いことが分かる。

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