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  • 1255. 青木文鷹 2015/03/25(水) 03:08:17  ID:CaJWLcuQQ5 

    仕事の休憩中なので、いつもの鑑定人としての視点ではなく、ちょっとアナリストの視点から動機を推測してみました。
    ポイントは「納税」です。

    たかじん氏の遺産は某記事の8.6億円以外諸々含め金融資産10億、不動産2億と推定、法定相続2名、実際の相続1名で相続税を計算してます。

    金融資産10億から1.8億を業務委託で払った場合は以下の通り。

    金融資産8.2億-寄付6億-相続税1.155億=1.045億
     =金融資産1億450万を相続
    (資金のフローが重要なので、不動産は考慮していません)

    金融資産には未公開のたかじん氏の会社の株等も含まれます。
    寄付3箇所のうち、大阪市の3億は非課税ですが、残りは課税対象です。
    (公益法人じゃないので寄付による非課税対象ではない)

    事業所得1.8億の方は、事業実体が殆どないので控除額が少ないことから、
    白色申告で約1億(所得税+住民税+国保)の納税が待っています。
    上記二つ(相続税+白色申告)を納めるために必要な『現金』は合計で約2億1550万円です。

    たかじん氏の会社は黒字経営で資産持ちのはずですので、
    株式の評価額もそれにみあったそれなりの金額になります。(ゼロという事はありません)
    ですので、寄付実行後の『相続現金』は概ね5千万程度と推定されます。

    1.8億がポットさんの手元に現金で損辞していたとしても、
    納税等を行うと【実は現金が殆どない】状態になると理解するのが妥当でしょう。
    そう考えると、寄付の返金を求めるのは動機として非常に良く理解できます。

    特に、弁護士等を大量に使っている事も考えると、ポット&ヤカンの給湯室連合はキャッシュをどう確保するかが至上命題になっていると思われます。
    本来なら自分だけ資産総取りで相続し、潤沢なキャッシュを手にするはずが、考慮していなかった税金等によって一転して資金不足に晒される展開です。
    この展開は、相続絡みの仕事では結構見かけます。

    そうなると、むしろそのキャッシュを確保するために
    【ベストセラー連発でキャッシュフローが潤沢なあのお方を引きずり込む】ことで当面の資金を手当てし、
    ノンフィクション本を出す事でその埋め合わせをする…なんてシナリオが、個人的には案外しっくり来ます。

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