家系の因縁

長文で失礼。
自分の気持ちを昇華させるために場所を拝借させてほしい。

私の家系が旧家で地主。
親族全員、どこか歪んでいる(もちろん私含め)

やたらと他人に厳しかったり説教したがったりするキツイ人や、あけすけにポジティブかと思えば妙にネガティブで被害者意識が強い人だったり、根拠の無い自信やプライドが高かったり。思い込みが強い人が多い。

私が親戚から聞いてる限りでは、曾祖父の父(私が生前を知るのは曾祖父までなのでこの表現で)が当主だった時代に、金持ちなのを妬む人間や財産目当ての人間たちから巧妙な嫌がらせや財産の乗っ取りを企てられたりして相当掻き乱されたらしい。
その苦労した父親を見てきた曾祖父は「どうして同じ人間同士で仲良くできないものか」と心を痛めると同時に、問題を丸く収められずに反発してさらに問題を大きくする父親にも不満があったとか。

そんな曾祖父が当主になった途端、曾祖父は相手がどんな人間かも見極めずに頼られすがられ媚を売ってくる人間たちに金や土地を簡単に貸してしまったという。
もちろん借金を踏み倒す者は続出。戦争のいざこざに紛れて土地の権利を奪っていった者も。この時点で資産は大きく減った模様。

その曾祖父、お察しの通りのお人好しで当主としての威厳も何もない。よく言えば優しい人ではあるのだけれど、そんな曾祖父に嫁いだ曾祖母も優しいけれど気が弱い人だった。
いや、わざと曾祖父の両親がそういう嫁をあてがったのかもしれない。嫁に長男が生まれると、曾祖父の両親が「頼りないお前たちに長男の教育を任せておけない」と長男を取り上げてしまった。

その長男が私の祖父。曾祖父の両親から次期当主として特別待遇を受け、長男かつ孫ゆえに甘やかされまくり、今でいう自己愛性人格障害の典型に。
祖父母からの溺愛で自己愛は強まっても、祖父母から両親の悪口を聞かされ両親からの愛情は受けられず、愛を知らない祖父が結婚し子どもが生まれたらもう後はお察し。

その祖父の長男である父は祖父と仲違いを繰り返し、祖父が死ぬまで分かり合えることはなかった。

祖父に反発していた父でも見事にモラハラ気質を受け継ぎ、自己肯定感の低い私の母を見下し自覚なく傷付けた。
心を病んだ母は私たち子どもを虐待し、心中を図った事もあった。

私は最初こそ自分を虐待した母だけを恨んだが、学生時代に留学したり遠い大学への進学で家を離れたおかげで視野が広がり、母だけがおかしかったわけじゃないと気付けた。そして心の平安のために縁を切った。

私の兄弟たちは家から遠く離れた事がなく、まだ気付いていない。
自分自身を含めて一族全員が歪んでいる事を。

そんな兄弟の中にも結婚して子どもがいる者もいる。離婚再婚した者も。
もれなく全員、精神病の罹患経験者。

こうやって先祖の因果は続いていくのだと悟った。