伊勢崎市の保守系市議「主権は国民ではなく国家にある」とツイートし炎上、過去には男女混合名簿にも反対

この人は自称保守なんであって、政治哲学や国際政治に激しく疎い自民党議員と同じような馬鹿なんだと思う。
おそらく、共産主義などの革命や全体主義から防衛して救い上げることが可能なのは、「自由主義(そのなかに保守主義の思想が不可欠)の思想これのみである」ということも知らない。
保守主義者は全ての全体主義を排撃することに全力を投じて自由主義を最も尊いものとする、という基本常識の知見もなさそう。



「 主権は、国民にも国家 (政府)にも、誰にも、存在しない。(または主権を存在させてはならない。) 」　

「 主権が存在するのは、対・国家間の国際社会においてのみ。 」

というのが正解。

なぜなら、誰か (特定の勢力や、例えば民衆など)に主権を与えれば、政治は暴徒化して全体主義や革命闘争、独裁や恐怖政治へと以降してしまうから。

このことは、フランス革命、ロシア革命、ソ連、ナチスドイツ、中華人民共和国、北朝鮮、共産ベトナム、共産カンボジアなどの大量殺人と恐怖政治の惨たらしい歴史事実が、主権の存在がいかに恐ろしいかを教えてくれています。

なお、自由主義を表明する国家(英米など)の憲法には、全体主義を誘発する国民主権や国家主権などの主権(権威とは違う)の類いは一切明記しないようにしています。
日本においても明治憲法には主権が誰にあるか明記を避けた。

法の支配 (伝統的に民族に伝わってきた法＝自然法) を破壊する革命理論の条文は、憲法 (法的規範)ではありません。