ガールズちゃんねる
  • 10. 匿名 2024/04/26(金) 10:15:13 

    >>4
    国債発行から支出までのプロセスを整理しておきましょう。緊縮財政転換のための「政治活動」にご活用下さい。

    【2022年9月末時点 日本国家のバランスシート(兆円)】

     上記の状態から、政府が10兆円の国債を発行し(買い手は銀行)、特別定額給付金として支出するケースを考えてみましょう。分かりやすくするために、各項目に番号を付けました。

    1.政府の国債発行:(7)の政府の負債が10兆円増え、同時に(3)の日銀当座預金10兆円が国債に姿を変え、(1)の政府の資産が10兆円(日銀当座預金)増える。

    2.政府の支出:政府は日銀当座預金を支出できないため(国民が日銀に口座を持っていないため)、国民の銀行預金口座を増やす。(5)の銀行預金が10兆円増え、(9)の「銀行の負債」である銀行預金が10兆円増える

    3.清算:政府の政策により、銀行は自らの負債である(9)を10兆円増やさせられたため、清算が行われる。具体的には、(1)の政府が保有していた日銀当座預金10兆円が、(3)の銀行の資産に移る(日銀がキーボード叩くだけ)

     というプロセスになります。

     最終的に、政府の負債(7)と家計の資産(5)が10兆円ずつ増え(他は、金額に変化は出ない)、さらに金融機関の資産(3)と金融機関の負債(9)が10兆円増え、全体のバランスシート全体が20兆円膨らんだことが理解できるでしょう。

     また、政府の純負債と家計の純資産が10兆円ずつ増えている。(金融機関は資産と負債が同額増えるため、純資産に変化はなし)
     家計の純資産が10兆円増えたわけですが、この10兆円は「どこから」調達されたのでしょうか。どこからも調達されていません。

     単に、政府の「国民を救おう」という需要に基づき、政府が国債を増やし(=負債を増やし)、結果的に家計の金融資産が増えたわけでございます。

     ついでに、上記の国債発行プロセスを理解すると、1で政府が調達した日銀当座預金が、3で銀行に「戻っている」ことを理解できるでしょう。すなわち、
    「政府が発行する国債を買うおカネがなくなる」
     などということも、少なくとも日本国では起こりえないのです。何しろ、国債発行と支出のプロセスが上記の通りなのですから。政府が国債発行で調達した日銀当座預金は、最終的には銀行に戻るのです。

     プロセスを理解すれば、少なくとも、
    1.政府が国債を発行し、支出をすると、民間の銀行預金が増える
    2.政府が国債発行で調達するおカネが無くなることはない
     の二つが理解できるはずです。(というか、理解できない人いるの・・・?)

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